その26 至福にして 狂気の時間・・1

一本の電話がかかってきた・・ たぶん5年ぶりだ・・
彼女との時間は 短く長く濃密で・・ 
めったに会うこともないけれど 私はあっという間に
彼女との時間に戻る事ができる・・

そして 必ず思いだす 1scene・・・
呼びにくいので 便宜上の名前をつけます。
・・・ここはrudoの部屋だから・・

彼女は「るる」・・そして私は「どど」
heel
夏の真夜中・・午前3時
缶の転がる音 笑い声・・

るる と どど のお帰りだ・・
2人は ご機嫌で ふらふらと揺れながら 大通りを歩いてくる・・

いいかげん 飲んだ仕事のあとで 
るるの お客さんと さらに飲んで・・ 絶妙のコンビで 下心みえみえのおじさんを
振り切って帰る途中・・駐車場がしまってしまい 車が出せなくなったのだった・・

だけど 全然困らない。
歩いたってたいした距離じゃない・・
私達は歩き出す・・途中で缶ビールを 買い・・
踊るように・・歌うように 笑い 飲み 缶をける・・

もう 車も通らない大通りの真ん中を
つかれたー と言って ヒールを 放り脱ぎ・・
足がいたーい・・ と言って もう片方も 放り脱ぎ・・

アスファルトの上を はだしで 揺れる・・
ストッキングが伝線するなんて どうでもいい・・
誰かが「うるさい」 と 怒鳴るかもしれない? どうでもいい・・

私達が 一番しあわせだった 時間・・
ずーっと 同じままではいられない・・

あの日の光景は 今も鮮明に思いだす。
あの・・ヒールは ちゃんと 持って帰ったんだっけ・・・??

ねえ・・るる 。。

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